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7/14(日)私立中学・高校による講演会 『進路選択のための学び』 実施報告

2019年8月8日

7月14日(日)、以下3校の先生方をお招きして、『進路選択のための学び』セミナーをJOBAソウル校にて実施しました。

ソウル在住のお子様及び保護者の皆様30名強をお迎えして盛況に終えることができました。ここでは、その速報として講演内容の一部をダイジェストでお伝えします。

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宝仙学園中学・高等学校 共学部理数インター 校長 富士 晴英 様

宝仙学園中学・高等学校 共学部理数インター 校長 富士 晴英 様
  • 本校は日本で一番入試方法の多い学校(中学入試)です。塾の勉強が全てではなく、プレゼンテーションによる選考もあります。ステージやフィールドが異なる子が集まってきた方が楽しいですし、何よりも活気のある学校にしたいのです。
  • 日本の社会は個性を伸ばしてもらえない環境だと言われますが、高校生になってこそ意見が違うことを恐れず、それを評価してくれる大人に巡り会って欲しいです。最大限のサポートをしてあげたいと思っています。その殻を破ることが本当の学力をつけることだと考えています。失敗しても平気な学校です。
  • 大学入試改革に伴って、文系であろうとも数学ができた方が選択肢が広がるのは事実です。数学を嫌いにならない方がよくて、やってもいないうちからできないと決めつけるのはよくないです。やっていくうちに究められるものがおのずと分かってきて、結果として理系や文系、国立私立と選択していくのが理想です。
  • プレゼンテーションのチャンスが多い学校です。プレゼンテーションと聞くと引いてしまうかもしれませんが好きなことを好きなようにやって良いならばできないことなんてないのです。未熟なうちに場数を踏ませてあげればうまくなっていくものです。「やればできる」の自己肯定感があれば自信がつくし、自信がなかったら難関大学にチャレンジするという自己ベストの更新は無いです。
  • 子供はやってできたことを褒めてもらえれば喜びます。しかし、ゴールはそこではないと示してあげるのも大人の役目です。特に中学生の頃は、時に慰め、時に励まし、時に鍛えるということを周りの人々がやっていくことでその子の展望は明るくなります。そのような学校にしたいです。
  • 自己肯定感は大事です。経験から得たものが力になります。失敗してでも経験したことしか体得できません。それが自信の源になります。今はそういうプロセスを経る時期なのです。
    自己ベストの更新を目指す高校生になってほしいです。人と比べず自己ベストの更新、自信を持つためには失敗してもいいから挑戦してほしいです。これが校長としてお話したいことです。

プレイヤーは生徒。教員はコーチ。卒業生は後輩のために一肌脱いでくれる兄貴と姉貴。保護者は、そうした関係を見守るサポーター。それぞれが、持ち場で広場を活気あるものにするために、貢献しあう。みなさんが関心を持ってくれた宝仙学園理数インターは、この「知的で開放的な広場」を目指しています。

京華中学・高等学校 校長 町田 英幸 様

京華中学・高等学校 校長 町田 英幸 様
  • 2021年度よりスタートとなる大学入学共通テストでは、思考力・判断力をみるために記述問題が導入されるようになります。また、CEFRの「基準」に沿った外部英語資格が重要となります。また学力のほかに自分が高校時代にやったこと、自分史を作りなさいというポートフォリオも必要です。
  • 新時代を迎えるにあたってご家庭でもできる教育の根幹は3つあります。
    ① 自分にとって何が大切で、自分は何が好きなのかを常に問い続けさせること
    ② 初志貫徹できる継続力を身につけさせると共に、失敗してもすぐ起き上がれる方法を教えること
    ③ 相手の気持ちや視点を理解する力を身につけさせること。(コミュニケーション能力・価値観など)
    学校と家庭の両方で埋めていくと素晴らしい結果をうみだせると思います。
  • 京華の教育方針は自分のやりたいこと・好きなことを見つけ出し、追及し、やり通すこと。やり抜いた結果、強い主体性が芽生え、こういう大学に行きたい!これがしたい!この勉強がしたい!と大きな力になります。自分のやりたいことの為に学ぶことこそが大切です。
  • 今春、一浪の末、東京大学に進学した生徒がいます。現役の時、早慶を蹴っているのですが、彼が一浪した理由はシンプルです。6大学野球で活躍したかった、東大ならばそれが叶えられると思った、これが理由です。やりたいことを素直に追求した結果です。
  • 学校選びについては、まずは説明会に参加をして、学校長の話を聞いてください。先生方の様子や学校の雰囲気を確認してください。ネットで見ただけ、偏差値だけではわからないことが沢山あります。私学は卒業しても強いネットワークでつながっているので、相談ができる場がいつでもあります。

建学の精神は「天下の英才を得て之を教育す」です。“英才=逸材=優れたもの”を見出し、磨き上げ、世に出していくということです。
現在、「学習塾がすすめる中高一貫校」のアンケート(大学通信)で、「面倒見が良い」「入学後に伸ばしてくれる」「満足度が高い」等で首都圏No.1の高評価が続いています。「(学校として)当たり前のことを当たり前に」やる教師集団と、学力のみならず、自信を持ち主体的に行動する人材を育ててきた京華の教育が、今、評価されています。

桐光学園中学校・高等学校 入試対策室長 三浦 敏行 様

桐光学園中学校・高等学校 入試対策室長 三浦 敏行 様
  • 東大・京大でAO入試が導入されました。来年は東京オリンピックです。大学入試改革もスタートします。言わずもがな急速にIT化も進んでいます。そんな中、社会が求めている人材は、次の5つです。基礎学力があること、思考力があること、判断力があること、コミュニケーション力(表現力)があること、そして英語力です。
  • 中学・高校時代にどんな体験をしたのか。今後の大学入試ではここがポイントになります。行動、クラブ活動、取得した資格・検定、学校外の活動の成果。これら諸々を記録し、提出することになります。
  • 充実した施設設備、学力を伸ばす学習システム、きめ細かい生徒指導と面倒見の良さ、盛んなクラブ活動、充実した学校行事、抜群な大学進学実績、そして時代のニーズにあった取り組みという七つが桐光の魅力と考えます。
  • 学習システムでは、授業の別学化が大きな特徴です。放課後のクラブ活動や委員会活動、学校行事は男女一緒に行います。また、進学校でありながら、中1から高2まで男子に家庭科を必修にしたり、女子にも実験や解剖などに積極的取り組ませたりしています。2人担任制を引き、女子クラスは必ず女性教員が担当するようにしています。専任率は82.8%と非常に高い学校です。
  • 著名な先生方に桐光学園で授業をしていただく学校訪問授業も好評です。将棋の羽生先生、音楽家の坂本龍一先生、詩人の谷川俊太郎先生など、名だたる先生方から直接聞ける専門的なお話は生徒たちの進路決定の大きなヒントになっています。
  • 近年力を入れているは「アイ・グロ・レボリューション」です。ICT、グローバリゼーションでの革命という意味です。大学入試を見据え英語の外部試験GTECの必修化や高1でのChromebookを使った授業の展開、またターム留学などの充実がこれに当たります。今後も基礎学力・思考力・判断力・コミュニケーション力、そして英語力の強化に力点を置いて指導して参ります。

世の中のどんな場面においても思いやりの心を持ち、人のために進んで動くことのできる「次世代のリーダー」として活躍できる人間を育成する。それが桐光の教育の目的です。必要なことは、考える力と行動する力、それらを根底から支える”自立の心”を育むこと。本校では6 年間の教育を通じて、21世紀をリードする優れた知性と人間性の育成のために「知、徳、体」のバランスのとれたきめ細かな教育活動を実践しています。

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