今回のテーマ「帰国生入試は簡単? 受かりやすい?」
この視点で帰国生入試を考えたとき、2つのパターンがありますので、それぞれ見ていきましょう。
① 一般入試と同じ日に同じ問題で帰国生を選抜するパターン
例:慶應義塾、慶應志木、慶應女子、早稲田高等学院、早稲田本庄、早稲田実業など
まず簡単か、について。一般入試と同じ問題ですから、『簡単』ということはありません。
次に受かりやすいか、について。一般枠の倍率の方が帰国枠の倍率より高いというケースが多く、その意味ではやや『受かりやすい』とも言えるでしょう。具体的な例を見てみます。
<慶應義塾2026年度入試>
一般 受験者1,403名
合格525名
倍率2.67倍
帰国 受験者76名
合格40名
倍率1.90倍
<早稲田実業2026年度入試>
一般 受験者761名
合格272名
倍率2.80倍
帰国 受験者43名
合格19名
倍率2.26倍
ご覧の通り、一般入試と帰国生入試では倍率に開きがあるのがわかります。これは多くの学校であてはまります。
なお、“一般枠より帰国枠の合格ボーダーを少し低く設定している”という学校もあり、その場合も『受かりやすい』と言えます。詳細は学校説明会などに参加した際に積極的に質問してください。

② 一般入試とは別日に帰国生入試を実施しているパターン
例:青山学院、淑徳、青稜、中大附属、中大杉並、文化学園大杉並、法政国際など
青山学院の帰国生入試は科目が『適性検査』で、60分で国数英3科の基礎学力を確認するテストになります。国語には古文が出題されないことが募集要項に明記されています。中大杉並の帰国生入試は科目が『基礎学力検査』と募集要項に記載されている通り、一般入試に比べて解きやすいです。
これら2校の例は一般入試と違うことが明確にわかります。その他の学校も、基本的には帰国生入試は一般入試に比べてやや易しめの問題であることが多いです。
そして、合格ラインは一般入試と同じように6割とか6割5分などと決めているはずですから、帰国生入試の方が受かりやすい、とも言えそうです。
以上、2つの視点から帰国生入試を見てきました。
一般入試に比べて有利ではありますが、最後は学力勝負であることは間違いありません。基礎や反復、復習、知識項目の暗記作業など疎かにせず、早いうちから学力養成に努めましょう。